メイキング…!します!!
SAIのメイキングから始める予定でしたがなんとなく絵を描き始めてなんとなくこれでメイキングしてしまおう!と思ったので今回はクリップスタジオのメイキングです。
今回はこちらのジョジョの奇妙な冒険第5部の主人公、ジョルノ・ジョバーナのイラストのメイキングをやっていきたいと思います!
色んな方のメイキングを参考にしていいとこどりした感じです。ではいきます!
長いので続きからどうぞ!!
【目次】
【下書き】
版権絵なので公式の絵など色々参考に描きます。すっごい適当です。(適当だと後で直す羽目になるのでちゃんとやっておいた方がいいと思います。)
下書きはペイントツールSAIでやります。
(サイズ800×750解像度:72)
ここはあまり参考にしなくてもいいところです。各自やりやすいやり方で。
【線画】
クリスタに移動してゴリゴリします。一番苦手な作業です。
クリスタで下書きファイルを開いて解像度を300くらいにして(サイズは3200×2970)濃い鉛筆ツール(ブラシサイズは8くらい)で入り抜きを意識しながら描いていきます。ここもそんなに参考にしなくてもいいのではないかなーと思います。
この時点では線画の色はそんなに気にしなくていいと思います。単純に黒で描きます。(あとで好きな色に変えられるので。)
ちなみにレイヤプロパティはこんな感じです。線画フォルダを作ってちょっとだけ分けておくと便利です。(黒というのは目のふちを黒く塗りつぶしたレイヤです。私のレイヤの分け方は適当なのでもっと細かく分けてもいいと思います)
【下地】
新規通常レイヤを作成して下地を塗ります。
選択範囲で背景を選択し、その後選択範囲を反転してバケツツールで塗りつぶすというやり方がやりやすいと思いますが、そのためにも線画はきっちり閉じておいた方がいいと思います。下地の色はお好きな色でいいと思いますがいつも私はこの色でやってます。
【下塗り】
バケツツールを使って色を置きます。レイヤはパーツごとにフォルダをを作っておくと便利です。気持ち明るめな色を置きます。ちなみに私は下地の塗りに純粋な黒を使うことはほとんどなくてちょっと青みがかった黒や紫っぽい黒や赤よりの黒を選ぶことが多いです。
線画の色変え
ここで線画の色を濃い目の紫に変えて線画フォルダのレイヤを焼きこみリニアレイヤにします。
線画の色変えはこの手順でするとらくちんです。塗りのレイヤのフォルダの分け方はこんな感じ。
【本塗り】
いよいよここから本塗り作業です。気合を入れていきましょう。
瞳の塗り
瞳孔
瞳の下地を塗ったレイヤの上にクリッピングして通常レイヤにGペンツールで瞳孔を描きます。
クリッピングをすることでクリッピングしたレイヤを参照し、そのレイヤの上にだけ色を乗せることができるようになります。
瞳孔で使った色より少し濃い目の色で縁を作ります。
クリスタはこのような手順で簡単にフチをつくることができます。
瞳のグラデ
瞳の下塗りレイヤと瞳孔レイヤの間に新規通常レイヤを作り、(この時点で自動的にクリッピングされる…はず)瞳孔の色と同じ色で柔らかエアブラシツールでグラデーションを作ります。
先程グラデを作ったレイヤと同じレイヤに目の下の方に光を入れます。色はなんとなくで選んでます。
眼のふちの色をスポイトして同じレイヤで瞳の上の方をGペンツールで境界線を描いてバケツツールで塗りつぶします。
瞳の光
水彩の墨の中の薄墨ツールで白色を選択して境界面をぼかします。
線画フォルダの上(つまり一番上部)に加算(発光)レイヤを作り、白色で目のハイライトをGペンで入れます。
よりキラキラにするために、瞳孔レイヤの上に覆い焼き(発光)レイヤを作り、不透明水彩筆でぽんぽんという感じで光を入れます。
下地のレイヤとぽんぽんと光を置いたレイヤだけ表示するとこんな感じです。
新規覆い焼き(発光)レイヤを作り、エアブラシの飛沫ツールで細かい光を入れます。ピンクや紫、青や黄色など何色かをお好みで散らしてください。
新規スクリーンレイヤに白色で照り返しの光を入れます。Gペンで輪郭を描きバケツツールで塗ります。不透明度を13%くらいまで下げます。(不透明度は適当な数字でいいと思います。)
不透明度100%、下地と照り返しのレイヤだけ表示したものです。
新規通常レイヤに柔らかエアブラシツールでピンク色をさっとおきます。
目のふち
線画フォルダの上に通常レイヤをクリッピングし、目のふちをピンクの柔らかエアブラシでさっとなでて少し明るくします。
これで瞳の塗りは終わりです。(全体図)
髪の塗り
髪の影1
髪の下塗りレイヤの上に通常レイヤで髪の影をGペンツールとバケツツールを使って描きます。
透明色の柔らかエアブラシツールでぼかします。
画像のようにカラーサークルで透明色を選択することで透明色で描画できるようになります。(色を削ったりぼかしたりするのに便利です)
ぼかしとグラデ
えーっと少し先に行きましたがぶっちゃけあまり見た目が変わらないので影レイヤの上に新規通常レイヤに影色で立体感を出すために柔らかエアブラシでグラデを作り、肌の色で新規通常レイヤに少し柔らか通常ブラシで少しぼかしたりしました。
髪の影2
今度は新規の焼きこみ(リニア)レイヤで薄い紫で更に影を描き込んでいきます。やり方は初めに塗った髪の影と同じです。
髪の影3
新規焼きこみリニアのレイヤにもう1段同じ色で同じようにして影をつけます。
3つ目の影レイヤに一番最初に描いた影のふちどりをします。Gペンでゴリゴリします。あまり楽しい工程ではないので他にいいやり方があったら教えてください。(おい)
髪の光
ここでまた肌の色で顔周りや明るくしたいところに新規通常レイヤに柔らかエアブラシをさっと入れます。
新規レイヤ(オーバーレイ)で色味を加えます。暗くしたいところは濃い青、明るくしたいところにピンクや黄色を入れます。適当です。
髪のハイライト
これも髪の色が明るいのであまり目立ちませんが毛先の光が当たってそうなところにスクリーンレイヤとかで白でハイライトを入れてみます。
これで髪の塗りは終わりです。
服の塗り
服の影
服の下地を塗ってまとめたフォルダの上に焼きこみリニアレイヤをクリッピングして青っぽい紫を太めの濃い鉛筆ツールでがっと色を置いていきます。結構適当です。光源とかめちゃくちゃですみません…。
水彩の水多めツールの透明色で先程の服の影レイヤの影を輪郭を残す感じで整えていきます。
服の光
顔の周りなど、明るくしたいところに肌と同じ色で柔らかエアブラシツールでさっと色を置きます。
髪のときと同じようにしてオーバーレイで色味をつけます。
服のハイライト
髪のときと同様にスクリーンレイヤでハイライトをつけます。
これで服の塗りは終わりです。
【加工】
さらにキラキラさせたいので加工をほどこします。一番上に加算(発光)レイヤを作ってピンク色で全体を塗りつぶして不透明度を9%くらいにします。(こちらも不透明度の%はお好みで)蝶も適当に塗っちゃいました。
【仕上げ】
最後に素材を背景に持ってきて色々いじって完成です!(ちなみに線画も線画フォルダの上に新規レイヤをクリッピングしてピンクの柔らかエアブラシで色トレス的なことをしてます。)
※ちなみにTwitterやpixivなどにうpするときはサイズを適当なサイズ(だいたい長辺800pxくらい)にリサイズして投稿します。こうした方がなんとなく自分的にしっくりくるのでやってるだけなので解像度やサイズなどはやりやすいやり方でいいと思います。
画像を用意したりするのが結構大変でした…。ですがやり切った感はあるので満足です…!
長文記事になりましたが、最後まで見てくださってありがとうございました!!